認定NPO法人 ゆめ風基金〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106/TEL:06-6324-7702・06-6324-7703
FAX:06-6321-5662/E-Mail yumekaze@nifty.com

阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけています。

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2015.04.08 Wed 2015年ゆめ風基金総会とシンポジウム

                           ゆめ風ネットさいたま(わらじの会) 事務局 吉田弘一

 ワタシのイメージの中のゆめ風総会はいつも桜の季節。ただ今年はいつもの大阪ではなく仙台だったこともあり、残念ながら桜はまだ蕾ではあったけれど。新潟出身の自分としても東北の春は抜群に爽快だ。春の空の青、そしてあちこちで街の背景に桜色が映るシーズンは、知らず心が軽くなることを春が来るたびに実感する。

 さて話はがらりと変わって。ロシア大使が駐留しているデンマークのNATOミサイル防衛計画への参加に難色を示し、その場合デンマークの艦船を核の標的にする可能性がある。と話したそうだ。毎度毎度ニュースを聞くたび暗い気持ちになる昨今だが、こんなニュースはいつもに増してズシリと気持ちが暗く重くなる。
 窮極の人災としての戦争の恐ろしさももちろんだがなによりも、いつもは忘れているだけで、甘い消費社会の上っ面をペロリ一枚剥げば、どこもかしこも惨憺な世界の有り様が覗く。そんな時に暗く沈む心は、桜色の街に心がうずくのと基本同様だ。

 帰りの新幹線、介助者であり多賀城出身の学生さんと少し話す。「初めてのゆめ風、シンポも含めてどうだった?」と感想を聞くワタシ。彼女の答えは「理想と現実というものについて考えてしまった」とのこと。今回の総会の後の風街シンポジウムの後半、監督が言っていた放射能災害を指しての「あんなことがあって生き方が変わらないなんて―」という言葉は印象的だった。
 「変わらない」のか「変えたくとも変えられない」のか、またどうであれ「変わらない」という結果だけが重んじられる話なのか。それが理想と現実、また本音と建前と呼ばれるものの中身なのだとも考える。「変わらない」としても「変えたい」と望むのであれば、「変わらなさ」を咎めるよりも、そうせざるを得ない根本的な部分、社会や地域の構造こそを変えていくべきだとも思う。
 さらに加えて考えるならば、私たち障害者を囲む言葉の中に「社会モデルとしての障害者像」などといった言葉がある。医療モデルとしての障害者像と対で出てきがちな言葉だが、障害だって健常だってすべての私たちは社会とは切っても切れない“ヒト”であるとも言える。だとすればワタシタチは自己決定や自分の思いだけで生きていけるものでもないのだろう。だとすれば私たちは、社会―地域と関わりながら、小さい関係を無限に積み重ねながら地域を作っていかなければならないのだとも強く確信する。そして小さくともそうして作った積み重ねはそうそう悪いものではないだろうとも思うのだ。
 そしてそれはいっさい他人ごとでなく、デンマークどころか私たちの頭上だってどこだって核ミサイルが行きかう航路であることと同様に、忘れているだけで自分たちの問題だ。

 会の終わり、「一日一日をクリアしていく。それで精一杯だ」と青田さんが語る。その通りだ。しかし精一杯ながらも一日ずつクリアし、積み上げる暮らしは苦しくとも私たちを裏切らないだろう。むしろそうした関わりの中に本来、人の暮らしはある筈だ。
 私たちの上に拡がる空は全て繋がっている。小さくともそうした積み重なった暮らしが一つの空の下で繋がっていく事、そうして作っていく地域や社会に思いを馳せる。
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2014.09.02 Tue 広島土砂災害 速報

広島土砂災害  速報が
ゆめ風ネットひろしま(広島市西区の障害者生活支援センター・てごーす)から入りました。
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8月20日未明、広島市安佐北区、南区で大規模な土砂災害が起こりました。
345戸以上の家屋損壊、
亡くなった方72人、行方不明の方2人という大惨事となりました。(8月30日現在)

安佐南区の障害者作業所八木園が
半壊で事業継続困難な状況です。

アンダンテ作業所は床上浸水で、
安佐北区の可部つちくれの家が土砂流入でしたが、
現在は運営を再開しています。

利用障害者は全員無事とのことです。
作業所など障害者拠点の安否確認はできますが、
在宅障害者の安否確認はまだされていないようです。
避難所をまわっても障害者の姿を見つけることはできないとのこと。

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ゆめ風基金では3拠点に救援申請書をお渡ししています。
申請が届き次第、支援を決定します。

引き続き、情報提供をお願いいたします。

災害の犠牲になり、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに
被害にあわれた方の生活再建を願い、
みなさまのお力をお借りして、支援をさせていただきます。

ご協力・ご理解・よろしくお願いいたします。

広島土砂災害
救出作業が最も遅れている八木8丁目。 てごーすが8月21日朝に撮影

2014.04.12 Sat ゆめ風ネット新潟からのお便りです

先日、総会に出席してくださった、ゆめ風ネット新潟の遁所さんから頂いた文書です。
皆様にもご紹介したく、是非ご一読くださいませ。



ここから

「ゆめ風基金に参加して」
今この原稿を書いている中、4月2日チリで大きな地震があったこと、4月3日神戸市三宮で解体工事現場での事故で首の骨を折る負傷者が出たことなど、胸が痛む出来事が続きました。
心からお見舞い申し上げます。

総会に参加する前に、3月2日、法人職員で被災地に行ったことがない若者と一緒にゆりあげ漁港に行ってまいりました。昨年訪問した時に、日和山神社の手すりが皆さんの寄付のおかげで再建されたこと、また避難している人たちの住宅をつくる前に公園にするための工事が行われていたその現場は 1年たっても同じ風景でした。

高速道路を挟んで津波の被害の差を垣間見たこの3年、避難所のわきに大きなパチンコ店がつくられていたことが私としては物悲しく感じました。

今回、大阪に出張することになり、相変わらず自家用車で参加したのですが、行きは10時間、帰りは11時間ほどかかりました。
高速道路を使ってもこのぐらいの時間がかかりました。
東日本大震災の時に滋賀県の自立生活センターの佐野さんが高速道路を使い新潟で一泊をし、した道を通って山形を通り仙台に入った時のことを思うと、仮に東海地震が起きた時に高速道が寸断されていた場合被災地では避難経路が確保されるのか、そしてガソリンがあるのかということを再度思った次第です。

総会に参加するその日の午前中、箕面市にある「バクバクの会」をたずねました。
目的は、人工呼吸器で生活する人の支援についてそのノウハウを持っている「バクバクの会」との連携を確認すること。

現在、特別支援学校に通っている生徒さんが、修学旅行でみんなと一緒にディズニーランドに行きたいと希望されたのですが、人工呼吸器を利用する重度の方なので、学校がそれを一緒に考えてもらうためには何かアイデアがないかということもお聞きしたいと思ったことからでした。

昨年、中学校への進学を目の前にして亡くなった人工呼吸器を利用する女の子のことを、副理事長の河野さんが新潟総会でのあいさつでおっしゃって下さいました。
その女の子は、小学生の時に、みんなとディズニーランドに行けたのです。
「バクバクの会 東京支部」の皆さんのお力が大きかったと聞いております。

ちなみに、現在、中学部に通う女の子は、私たちが開催した介護職員等の痰の吸引行為の研修(第3号研修)を終了した在宅サービスの事業所が、長時間支援にかかわってくれています。
これも、震災の年に ( 2011年 1月 )「バクバクの会」が、人工呼吸器を利用して、地域で暮らしている皆さんの話しと研修を開催してくださったことがきっかけでした。

この第3号研修のノウハウを、2013年5月に、南相馬の青田さんのデイサポートセンターでお伝えする機会を得られたことも、ゆめ風のネットワークのおかげだと思っています。

総会では、移動サービスのことが中心に討論されておりました。
現在、福祉有償運送サービスをするときに、運転協力者の講習を修了した者でないと業務に就くことはできませんが、新潟市の場合、単独事業で、日中一時支援については送迎加算をつけること、現在は通所サービスには移動加算があり、来年度から地域活動支援センターの送迎にも、移動加算(一回\240ぐらい)つくことになっています。

新潟市のボランティアセンターには、昔から、「テントウムシ号」というボランティアサービスがあり、福祉車両をボランティアセンターが所有して、提供会員と利用会員が、外出したい時にガソリンを満タンにして満タンにして返すという方法で人件費の謝礼は発生しない仕組みをとっていました。
が、今は福祉有償運送の影響を受け中止しています。

被災地での復興支援の移動サービスは、この「テントウムシ号」の方法を踏襲するとよいのではないかと思いますが、移動サービスを生活の糧としていくのであれば、運営協議会でタクシーの料金の半額以下というところを気をつけて、十分論議していただきたいと思います。

キロ\100くらいだと運営が安定しますが、新潟市の場合、キロ\30から \50と低価格に設定されガイドヘルパーを併用しないと運営することは困難になっています。
そのせいか、福祉有償運送の事業をする NPO法人が増えませんし、運営協議会を通さないで白タク行為で運営しているところも出てしまい、課題は山積みです。

福祉タクシーのぶら下がりというところで、私有自動車を福祉有償運送のように使う方法もあり (KKや有限会社)NPO法人や社会福祉法人が運営する福祉有償運送の在り方とその仕組みが違うので、利用者が戸惑うことも多いのです。

震災に備えた場合、福祉車両の確保が大切で、そのためにも、日ごろから社会資源の開拓を考えていますが、上記のように、一つ手をつけると一つ制度の壁が立ちはだかり、それでも立ち止まりながら考えまた進んでいきます。

避難場所として確保した、「地域活動支援センターぴあポート」の場所も、地域活動支援センターの補助金が縮小され、維持することが困難となりつつあります。
福島県田村市の方が避難所として使っていた場所も維持することが難しく、大家さんが売りに出しています(六百万円)
新潟市で活動する私たちの防災の課題を考えながら、又、ゆめ風のノウハウも教えて頂きながら継続していきます。
(遁所 直樹)



2014.04.05 Sat 防災活動についての取り組み~ゆめ風ネットからのご報告です

「ゆめ風ネット伊丹」の氏田さんから、防災活動についての取り組み報告を頂きましたので、ご紹介します!




「サプライズの防災についての取り組み」サプライズ 管理者 氏田 祐資

就労継続支援B型「サプライズ」は、昨年の3月に「びっくり屋」から大阪市東淀川区にあるNPO法人Flat・きたに引き継ぎました。
びっくり屋は伊丹市で作業所と地活時代を含めると16年活動していました。

ゆめ風とのかかわりは、6~7年前に伊丹市でのゆめ風コンサートに永六輔さんらを招き盛況に開かれました。
その後伊丹での障害者の防災についてのイベントを考えていて大阪で行っている中学生プロジェクトを企画しましたが、なかなかうまく行かず時が過ぎました。

そして昨年から、伊丹市内で活動している防災ボランティア団体と事業所の防災についての会議を重ね、利用者が通勤時に災害があった時のために通勤ルートの危険箇所を調べたり、防災センターに登録したりしました。
また事業所で災害があった時は、近隣の人に助けてもらえるシステムづくりに、まず地域の人達に僕らのことを知ってもらう事が大切ということで社協と地域のまちづくり協議会と共に月に1度の会議を行い、地域に知ってもらえる企画を考え、避難訓練と講演会を行うことにしました。

ある日、小学校で避難訓練を1月17日(阪神淡路大震災の日)に行うという情報が入り,その日に合わせて学校に避難することにしました。
学校側は難色を示しましたが、あまり児童とは関わらずに学校に避難すると言うことで承諾を得ました。
そして講演会を避難訓練の1ヶ月前に、障害者の理解と防災についての講演を考え、ゆめ風の八幡さんにお願いして12月15日に行うことにしました。

講演会当日は、地域から約20名、サプライズの利用者とスタッフを合わせると50名ぐらい集まりました。
講演会ではグループワークで避難所の役割など話し合い有意義な時間を過ごしました。
そのほかにも市の防災センターから非常時の注意事項と非常食の寄付もあり、また防災グッツの展示や車椅子講習も行い避難訓練の参加を呼びかけなど、盛りだくさんの企画になりました。

避難訓練当日は少し寒かったですが天候もよく、地域の自治会や事業所、近隣企業、まちづくり協議会などから28名、サプライズ10名で訓練を行いました。
朝9:30にサプライズに集合して、電動車椅子の者は手動車椅子に乗り換え、参加者に介助をお願いして社協職員にリードしてもらい小学校に避難しました。
学校のグランドに児童が避難するのを待ち、全校集会に参加して校長先生からサプライズのことを紹介してもらい挨拶しました。

その後、校内の会議室に移り、地域の人達と意見交換して、実際の時にはこんなに人が集まって助けてもらえるのか、停電時の車椅子の充電はどうしたら良いかなどが、出ました。
また、感想としては、車椅子を押して学校に避難できたことが良かったと言う地域の人が多くいました。

今回初めての企画でしたが、これからは同じ地域内にある他の障害者事業所も参加を呼びかけてまちづくり協議会と共に避難訓練を重ねて行きたいと思います。






2013.08.06 Tue 山口・島根豪雨災害について~萩市の施設状況

7月28日に起きた山口、島根両県の豪雨災害は死者2人、行方不明2人、負傷者10人、
住宅全壊7棟、床上・床下浸水1500棟以上の被害とのことです。

被害に遭われたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。


ゆめ風基金の協力団体である「ネットしまね」が、津和野や萩市の被災地を訪れ、
障害者の被災状況を調査しました。

その中で、山口県萩市の障害者拠点『多機能型事業所のんきな農場』(社会福祉法人E.G.F)が、大きな被害を受けていることがわかりました。

グループホームや農場、いちごハウスに泥が入り、車も10台のうち7台が壊れるという甚大な被害のようです。
現在、農場の方と連絡をとりあっているところですが、移動送迎ネットワークとも連携して、
早急に支援を検討したいと思います。


<ゆめ風ネットしまね 太田さんの報告>

まずは海岸に近い萩市「江崎」という地域(「須佐」という地名でニュースが流れます)ですが、写真の加工場には1.5メートルの水が上がったそうです。

E・G・F江崎加工場20130804


隣接する利用者のホームも1階はやられていて、これを復旧するには相当の費用がかかりそうです。
自慢のいちごハウスにも行ってみました。
ここでも写真中央に台車が引っかかっていてわかると思いますが、それを超えて水が入ったということです。

E・G・F江崎いちごハウス20130804

本部のある「下小川」という地域は道路も落ちていたりします。
ここの施設は床上浸水もありながら、無事な施設もあって、現在はその健全部分に詰め込んで同居しておられます。
一時は島根県益田市の県立養護学校の寄宿舎にも避難しておられたそうです。
4月にできたばかりという新施設も無事なところでも床板が浮くような状況が見られました。

E・G・F下小川避難状況20130804


米も自慢の商品だったそうですが、田んぼがやられて、自分たちの食べる米もなくなってきているとのことです。
施設の下に、使用していたハウスが流されてひっくり返ったままでした。

E・G・F下小川ハウス20130804



電話でもお話ししましたが、無事だった施設に詰め合って、廊下にもベッドを置いて対応しているとのことでした。

【困っていること】として伺ったこと。8月4日現在
(お問い合わせはゆめ風基金までお願いします。
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 
施設への直接の連絡はご遠慮ください。)



○米
かなりの量の米が水につかって、残っているのはあと2週間程度の分しかない。

○利用者の移動のための車がない
10台あった車が無事だったのは3台だけで、マイクロバスがないのが一番痛い。軽トラックもリースで借りた。

○入浴施設が一部残っているだけ
入浴(利用者によっては要介助)が思うようにならず、近くの温泉に職員の車で往復するがそれも温泉の無料措置が切れたので頻繁には行けない。

○仮設トイレ
田んぼ、いちごハウスなど、復旧作業をする現場が全て離れているのでトイレで困る。仮設トイレが欲しい。

○仮設住宅
県などが仮設住宅を建ててくれるにはしばらくかかりそうなので、仮設の仮設がつなぎにあるといいが・・・(自前の敷地にでも)

○作業着
衣類としては、ジャージなどの作業用に使えるものは沢山あるとありがたい。

○将来的には加工用備品(冷凍庫、冷蔵庫などを含む)が必要だが、まだそれを考える段階でない。


とのことです。
ゆめ風基金でも、早急に支援を検討したいと思います。
繰り返しになりますが、
お問い合わせは、ゆめ風基金までお願いします。
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 
施設への直接の連絡はご遠慮ください。


続報が入り次第、ご報告します。

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