認定NPO法人 ゆめ風基金〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106/TEL:06-6324-7702・06-6324-7703
FAX:06-6321-5662/E-Mail yumekaze@nifty.com

阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけています。

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2012.08.18 Sat 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第八組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第八組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート
(2012年7月30日~8月4日 鍛冶克哉・中来田護)

 私たちは7月30日~8月4日まで盛岡、宮古の周辺で活動してきました。
 主な活動内容としては、「みちのくTRY」開催間近ということもあり、「おためしTRY」と題してコースの最終確認、開会式や閉会式のイベントの内容を詰めていきました。

7月30日(月)
・「みちのくTRY会議」 場所:CIL盛岡
出席:黒柳、河口、広瀬(被災地障害者センター宮古)、川畑、今川(CIL盛岡)、
鍛冶、中来田(メインストリーム協会)
 この日の会議では、TRY開催間近ということで、メンバーの確認をおこないました。その他に翌日おこなう「おためしTRY」(宮古崎鍬ヶ崎→宮古駅)のコースの確認を入念におこないました。また会議の中ではTRY中に通るトンネルを実際に鍛冶が電動車イスで通ってみることも決まりました。会議終了後、宮古に移動しました。

障がい当事者派遣NO.2第八組
おためしTRYの様子①

7月31日(火)
・「おためしTRY」 場所:宮古崎鍬ヶ崎→宮古駅
 この日は実際にTRY2日目のコースを歩きました。参加したメンバーは、私鍛冶、中来田、黒柳、川口、広瀬、川畑の計6名(障害当事者2名、健常者4名)。朝8時半にスタート地点にあたる宮古市の国民休暇村を出発し、多めに休憩を取りながら17時に宮古駅を目指しました。当日は35℃を超す猛暑で、暑さに体力を奪われながら十数キロの道のりを歩きました。実際に歩いてみての感想としては、距離的には問題はないように感じました。この日の参加者は6名でしたが、当日は30名を超す大人数での実施となるので列が乱れないように一体感を持って歩くことが重要になってくるということを感じたと同時に、全日程を歩くメンバーの中から数名リーダーを立てる必要性を感じました。

障がい当事者派遣NO.2第八組
おためしTRYの様子② 大槌町

8月1日(水)
・リーダー選定 ・開会式・閉会式の内容決め ・トンネル歩き
 この日は先にも触れたように、リーダーの選定から始めました。やはりリーダーは障害当事者がいいだろうということで、メインストリーム協会及び夢宙センターから数名、沖縄の自立生活センターイルカから1名、宮城の障害当事者1名の方を本人の了解のもとに選定しました。
 開会式・閉会式の内容決めでは、地元の障害当事者の方に挨拶や発言をしてもらいたいと感じ、要請することに決まりました。この他に開会式では地元のお坊さんに鎮魂の意味を込めてお経をあげてもらったり、TRYの安全を祈願してもらうとのことです。
 トンネルを歩いてみた感想としては、歩道が非常に狭く、電動車イスだと脱輪する危険性を感じました。従ってTRY当日においては電動車イスであっても健常者に押してもらうということが決まりました。

障がい当事者派遣NO.2第八組
おためしTRYの様子③ トンネルの中も歩きます

8月2日(木)
・コースの下見 ・宮古看護大学訪問
 この日も部分的なコースの下見をおこないました。大槌町のトンネルを歩きました。大槌町は震災で多くの犠牲者が出て一年半経った現在も震災の傷跡が生々しく残っています。瓦礫にまみれたお墓などを目にすると改めて胸がしめつけられる思いがしました。その後、宮古看護学校を訪問しました。この宮古看護学校は6月に続き2度目の訪問で、今回は、TRY本番に2名参加してくれるということもあり、そのお礼を兼ねて再度訪問しました。
TRYだけではなく今後も宮古のセンターと繋がっていって欲しいものです。


8月3日(金)
・CIL盛岡訪問 ・盛岡市内におけるコースの下見
 この日はCIL盛岡訪問のため電車で盛岡市内に移動しました。CIL盛岡を訪問した理由としては、先にも触れたように開会式において現地の方に挨拶をお願いしたいということもあり、CIL盛岡代表でもある川畑さんに会いに行きました。川畑さんは前向きに検討して頂けるということで期待したいと思います。その後、川畑さんと中来田と私鍛冶3人でTRYのコースである県庁前まで歩きました。

障がい当事者派遣NO.2第八組
おためしTRY④ TRY中はこのように幟を立てて歩きます

8月4日(土)
 盛岡から花巻空港に向けて帰路に着きました。

障がい当事者派遣NO.2第八組
おためしTRYの様子⑤ トイレのバリアフリーチェック

今回の訪問を終えて
 私たちは昨年から当事者派遣プロジェクトを通じて、岩手県で活動してきました。今回おこなわれる「みちのくTRY」を通して一人でも多くの障害当事者の人が「街に出て行くことがいいものだ」ということを実感してもらえるようなイベントになればと願っています。今回私たち二人はTRYに参加できませんが、私たちの想いは「みちのくTRY」に参加する全メンバーに託してイベントの安全と成功を祈っています。今後も微力ながら何らかの形で岩手県の障害者福祉の発展に貢献できればと考えています。
                               鍛冶克哉・中来田護
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2012.08.04 Sat 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第七組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第七組

2012年 被災地当事者派遣 報告書
   自立生活夢宙センター 陶山雄一 時枝高志

【スケジュール】
7月16日(月)
○CILもりおかにて「みちのくTRY」会議参加        
○そば処「東屋」に「みちのくTRY」参加・ボランティア募集のチラシを置いてもらいに行く。
*「みちのくTRY」Tシャツ販売に関しても相談した。
7月17日(火)
○北日本医療福祉専門学校に講演とボランティア募集に行く。
*「みちのくTRY」や被災地障がい者センターの活動などの話を行なう。
○身障者企業組合「夢IT工房」で活動している、「みちのくTRY」参加希望者に会いに行く。
*不安な気持ちに対し、整理が行なえるようサポートを行なう。
(当事者2名が一部参加してくれる。)
○盛岡医療福祉専門学校に行く。
*担当者が不在のため窓口で「みちのくTRY」のチラシを渡し、生徒さんたちにTRYの話が出来る機会を作ってもらえるようにお願いした。
7月18日(水)
○被災地障がい者センターみやこでのミーティングに参加
*各担当者から支援活動の報告
○被災地障がい者センターみやこ付近散策(仮設住宅など)
○山田町社会福祉協議会に「みちのくTRY」での協力の確認と山田町のイベントで配ってもらう「みちのくTRY」のチラシを持って行く。
○大槌役場に「みちのくTRY」の協力依頼に行く。
*休憩場所・トイレ・充電などの利用許可はもらえたが担当者が不在のため、要望書の受け取りに関しての説明は行なわずに後日訪問することになった。
○重症心身障害者の方に送迎などの支援
7月19日(木)
○被災地障がい者センターみやこでのミーティングに参加
*各担当者から支援活動の報告
○NPO法人 さんりく・こすもす訪問
*「みちのくTRY」参加の呼びかけに行く。(当事者2名・スタッフ2名が一部参加)
当事者派遣プロジェクトNO.2第七組

○大船渡市で住民と話をする。
○大船渡屋台村散策
*「みちのくTRY」参加・ボランティア募集のチラシを置いてもらえた。
○大船渡市障害福祉係りに「みちのくTRY」の協力依頼に行く。
*休憩場所・トイレ・充電などの利用許可と要望書の受け取りの確約を得る事ができた。
○被災地障がい者センターおおふなとに「みちのくTRY」の協力に行く。
7月20日(金)
○被災地障がい者センターみやこでのミーティングに参加
*各担当者から支援活動の報告
○被災地障がい者センターみやこ付近散策・来訪者の対応・住民との交流を行なった。
7月21日(土)
*「みちのくTRY」宿泊場所として、大船渡市三陸町「南区公民館」を利用できるように話をしに行く。
*利用の確約を得る事ができた。
*宿泊時にNPO法人 さんりく・こすもすの方とイベントを行なおうという話も出た。
○陸前高田市の障害者支援施設「ひかみの園」に「みちのくTRY」参加と宿泊場所として利用協力のお願いに行く。
*利用の確約を得る事ができた。
○陸前高田市の作業所「きらり」に宿泊場所として利用協力のお願いに行く。
*利用の確約を得る事ができた。
○陸前高田市の仮設住宅の視覚障害者の方に「みちのくTRY」参加の呼びかけに行く。
*一部参加してくれる。
○大船渡市の脊髄損傷の方に「みちのくTRY」参加の呼びかけに行く。
*一部参加してくれる。

当事者派遣プロジェクトNO.2第七組

●今回、被災地に行き感じたことは、被災して1年数ヶ月が経つことで、瓦礫の撤去が進んだとこでは雑草が生い茂り、そこに街があったことを隠すかのように、広大な草原が広がり、初めてその風景を見た人からすれば、自然が広がる良い場所だと思うほど、被災したことを覆い隠し、何もなかったかのように感じさせてしまう風景が広がり始めたと感じた。と同時に、ここで生まれ育った人にとってはこの風景を見ることで遣る瀬無く思い、私には計り知れない感情や思いが溢れ出てくるのではないかと思った。
 被災地支援が始まり、今一度!自分自身に何ができるのだろうかと思うと同時に、今回の「みちのくTRY」で障害者が街を歩くことで、誰もが当たり前に自分らしい生活ができる「街づくり」の第一歩になれば良いなと思った。
 障害をもつ一人ひとりが元気になるにも、みんなの応援と支えが必要だと思い、仲間の支えがあり一人ひとりが元気を取り戻し強くなっていくのだなと思い、今後も継続し支援していくことが大切だと感じたと共に、仲間のつながりを広げながら、みんなで被災地の仲間を盛り上げ、被災地の仲間が「みちのくTRY」や「自立生活」を元気にスタートできるように、みんなで盛り上げ頑張っていきましょう!!
☆みちのくTRYから!仲間みんなで誰もが住みやすい街につくりかえよう!!

当事者派遣プロジェクトNO.2第七組
当事者派遣プロジェクトNO.2第七組
*上の写真は2011年10月で下の写真が2012年7月の大船渡の茶屋前商店街の写真です。

2012.07.24 Tue 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第六組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第六組

被災地障害者派遣報告書
                            自立生活夢宙センター 馬渡健二
日程内容
   9日
     11時30分 JR盛岡到着
     12時 CIL盛岡到着 その後、食事を引き継ぎ
     13時30分 TRY会議
  10日 参加者、ボランティアの呼びかけ
     11時30分 就労支援(B型) 好望恕(コウボウジョ)訪問
     14時30分 北日本医療福祉専門学校訪問
     18時 被災地障がい者センターみやこ到着
  11日
     9時 朝礼
     朝礼後は事務作業の手伝い。
     15時30分 粟津さん送迎。
  12日 コースの安全確認とトイレ食事等の場所提供確認
     平田仮設内サポート訪問
     ふるさとセンター訪問
     あすなろホーム訪問
  13日
     交流会準備
  14日
     地域の方との交流会「およれんせの会」
     会議19時30分 報告会
  15日
     休暇
  16日
     9時30分 被災地障害者センター出発
     11時30分 CIL盛岡到着 食事引き継ぎ
     13時 TRY会議



感想
 今回一週間みちのくTRYの支援に行かせてもらいました。
 一週間経って思うことは、全体的にみちのくTRYは安全第一というか、保護された状態で14日間ただ歩くだけのような気がします。
 本来のTRYは、歩きながら交渉したり、TRY中に宿を借りたり、ホームステイとかそういうものがあって初めてTRYだと思いましす。でも、みちのくTRYはあらかじめスタッフが用意した休憩場所や、宿泊場所に泊まるというものだったので、あるスタッフが、「このTRYは、みちのく地方に元気な障害者がいるということを見せるものだから」と、言っていました。
 でも今までのTRYも同じで発展途上の国へ行って、その国のバリアフリーを訴えると同時に、これだけの障害者がいる居るということを訴えるものだと思うし、TRYに参加している障害者をみて、現地の障害者が元気になれば、と思いながらTRYは行われていると思います。
 だから今回も全部が全部あらかじめ決めていくのではなく、参加者がいろんなところで交渉をしながらTRYを進めていくのもいいと思います。
 乱暴な意見かもしれないけど、TRYというものは、異常なイベントだと思うので、多少の危険はしかたがない、と思ってスタッフ側も、参加者側も覚悟というか、そういう思いを持って、TRYを成功させてほしいと思います。
 TRYを企画して実行するまでの期間が短いのと、あとTRYに関わる専従スタッフが十分でないということで、いろいろなところで焦りや、報告の不十分さが見受けられました。でもTRYスタッフはTRYを成功させようと、早朝から深夜まで動いていました。
 最後にわたしが思うことは、TRYスタッフのなかに障害者スタッフが居なかったため、コースや食事、トイレ等のバリアフリー確認が、障害者目線ではしにくいのではないかと思いました。わたしはTRY未経験者ですが、障害者だからこそ見えるものや、言えることがあるので、少しでもお役に立てたかと思います。

2012.07.14 Sat 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第五組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第五組
(7月2日~7月9日)
内村恵美
河野彩佳

2012年度 障害当事者派遣プロジェクト&TRY

 私たちは7月2日~9日に被災地障害者センターみやこに行ってきた。今回は、大きく分けて3つのことに重点をおいて活動を行なった。

①みちのくTRYの準備
 TRYの準備ではまず、週に2回盛岡とみやこで行われる会議に参加した。会議では、Tシャツについて、参加者やボランティアの募集方法や応募状況、コースについてなどの話し合いが行なわれていた。その中で、TRY本番が近づいてくる中での忙しさなどから、中心となって動いているスタッフ同士の連携がなかなかとれないでいる状況があった。そのため、それぞれの役割の確認や、皆が目で見て進捗状況がわかるようなものを作る、やらなければいけないことやその期限がわかるように書きだすなど、皆で状況を把握して進めていけるような工夫が大事であるということを伝えた。
 盛岡での会議の後には、盛岡駅前の商店街での募金活動にも参加した。
 次に、一緒に歩く当事者やボランティアを集めるために、盛岡市内や宮古、TRYのコースになっている地域の施設、作業所、学校、大学をまわって、TRYについての話をした。どこも、TRYの活動については興味関心を持ってくれて、メンバーや生徒、学生やつながりのあるところに広報するなどできることは協力したいと言ってくれた。
 また、復興屋台村や食堂などに行ってTRYの活動を知ってもらうとともに、チラシをおいてもらう、TRY本番の時に場所を提供してもらうなど協力してもらえるように交渉も行なった。大船渡の復興屋台村で入ったお店では、たまたまその場にいたネットで配信される三陸経済新聞の記者と出会いTRYの記事を書いてもらえることになった。 そのお店には入り口に高い段差があったのでスロープを付けてもらえるように交渉もした。
 そして、それぞれの場所への行き帰りの道中にコースの下見をした。
 さらに各場所を訪問する中で、掲示できる写真付きのポスターがあるとわかりやすいというアドバイスをもらったり、短時間でTRYの説明をする中で少しでもイメージを持ってもらえるように、簡単な文章と写真の入ったボードがあったほうがいいかもしれないということで、それらを空いた時間で作成した。
 最終日には、TRYに全日程参加したいけれど様々な不安から迷っているという岩手県在住の当事者がいたので、内村が直接会って話をした。

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②Oさんとの外出
 昨年の当事者派遣プロジェクトで岩手に行った時に出会ったOさんと一緒に宮古市のショッピングモールなどで買い物をした。その日は、センターの車でスタッフと共にOさん宅まで迎えに行った。
 Oさんは、車の中で最近の自分のこと、今日の外出でしたいことや買いたいものなどたくさん話をしてくれた。普段自分で買い物に出ることはあまりなく、自分で服を買いに行くのは昨年私たちと一緒に外出して以来だと話していたし、ハンバーガーは、昨年に一緒に食べて以来食べてないと言っていた。1年経ってもなかなか変わらない現状をあらためて感じた。
 今回の外出でもOさんがやりたいこと、見たいものの順番に回っていき、初めてリュックの鞄を買い、Oさん自身もすごく嬉しそうだった。一方で、見たいものはたくさんあるけれど買い物に行く機会があまりないため、3時間くらいの外出だったけれど、見たものを買うかどうか考えたりすることにすごく疲れたようで、最後の方はこちらからの問いかけにすべてうなずいたりという様子だった。
 なので、センターのスタッフにOさんの様子をみながら予定のものが全部買えていなくても休憩がてらゆっくりするか、買い物を続けるかなどの声かけをしてみてはどうかということを伝えた。

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③宮古市内の散策とセンターに訪れる人との交流
 今回は外に出ていくことが多かったが、センターにいる時にはセンターに来る地域の人と交流をしたり、宮古市内の商店街を散策して、障害者が地域にいるということをアピールした。
 センターには、近所に住んでいる高齢者や中学生、近所の作業所に通っている人たちが訪れていた。センターの活動を知ってもらったり、そこから地域とのつながりを作っていくために、訪れる人に積極的に声をかけるようにした。
 土曜日の夜、センターに泊まりにきた岩手県在住のSさんと一緒に日曜日にセンターの近所の商店街を散策した。途中に寄ったお店で、Sさんは自分が震災にあって避難所に行った時に、誰も手伝えないから障害者は自分の家へ帰れと言われた話や、そんな自分が住んでいる地域をTRYの活動を通して変えていきたいという話を店員さんにしていた。店員さんは、「障害者の人は専用の避難所があって、そこで避難生活を送れているものだと思っていたから、そんなことがあったなんて知らなかった。TRYには参加できないけど、そういう活動があるということを知れるだけでもすごく良かった。」と涙ながらに話していた。
 このように、障害者を街で見かけることのない地域では、障害者がどんな暮らしをしているか、災害などの緊急時にどんな対応をされているかなど、考えることも興味を持つこともないだろう。そのような人たちの意識を少しでも変えていくために、様々な場所で多くの人にTRYのことを知ってもらえるように伝えていくことが必要だと思った。

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まとめ
 震災から1年経った今でも、沿岸部の復興はまだまだ進んでおらず、岩手に住む障害者の現状も変わっていなかった。また津波の被害が大きかった地域では、お店など建てなおすときには1階を駐車場にして店舗は2階にしようという話もあるそうだ。店舗を2階につくる時にエレベーターをつけるということは考えられているだろうか。
 そんな現状の中でみちのくTRYの活動を通して、街に障害者がいることのアピールや、障害者が地域で当たり前に生活できてみんなが住みやすい地域になるように、という声をあげていくことは本当に重要だ。そうすることで、今まで地域で自分らしく生活するということを考えられる環境になかった当事者や、障害者が地域にいるということさえ考えたこともなかった人たちに少しでも影響を与えられるかもしれない。
 このTRYがそんなイベントになって、岩手県の現状を変えていく一歩となるように応援していきたい。

 最後に、私たちが行ってる間、ゆめ風基金の八幡さんが毎日夕食作ってくれた。
 活動から帰ってきて、手作りのご飯を食べれるのは、みんなホントに心が癒された。
 八幡さんも忙しいのに毎晩夕食を作ってくれて、本当にありがとうございました。

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2012.07.05 Thu 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第四組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第四組
(6月25日~7月2日)
平田 昌之
楠 佳和

被災地障がい者センターいわて・みやこ 活動報告

 私たち二人は6月25日~7月2日までの間、被災地障がい者センターみやこに当事者派遣プロジェクトとして行きました。今回の目的は8月19日~8月31までおこなわれるみちのくTRYの参加者・ボランティアを集める事、TRYのコースを下見する事、町を歩いて障がい者の存在を知ってもらう事です。

6月25日(月)
 盛岡到着後、CILもりおかへ。
 この日は盛岡でのTRY会議は無かったので前の週から来ていたメインストリーム協会の茂上・林ペアと引継ぎの後、アポナシで支援学校等回る予定だったが、雑談の内にTRYの話となり、会議になる。TRY準備の状況、参加者・ボランティアの参加状況などの話になる。

6月26日(火)
 参加者探しに盛岡周辺の施設・支援学校を、ボランティア探しに県立大学を訪問する。
 県立大学のボランティアサークルでは、同時期に行われるイベントとみちのくTRYのコラボを要請。ボランティアを企画しているNPO法人を紹介してもらう。
 雫石にある施設では障がい当事者の方もTRYの説明を聞いてもらい、興味を持ってもらうことが出来た。施設側も協力的で参加者がいるなら職員からボランティアをなどの話があり、理解を得る事が出来た。この施設から参加する人が望めそうである。

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6月27日(水)
 宮古にて事務作業。
 参加者探しのため沿岸地域にある施設・作業所・支援学校にTRYのチラシと企画書をFAXで一斉送信し、アポイントを取る。


6月28日(木)
 大船渡市内の相談支援事業所・社会福祉協議会を訪問し、TRYの参加者募集をする。その後被災地センター大船渡の千葉さんと会い、TRYの話をする。その後、みちのくTRYで宿泊予定の福祉の里「宿泊館」を下見する。
 大船渡に行くまでのTRYで歩く予定のコースを車で下見をする。急勾配や2キロ以上のトンネルなどがあるみちのりだった。

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6月29日(金)
 釜石市内の支援学校・相談支援事業所を訪問し、TRYの参加者募集をする。
 相談支援事業所では色々と紹介してもらう。釜石・大槌の団体は相談事業所の方からもTRYの宣伝をしていただける事になった。
 その後、釜石の身体障害者福祉センターを下見。宿泊or休憩で使うことができるか。

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6月30日(土)
 滝沢村で自立生活している脳性まひの男性宅を訪問。TRYの参加をお願いする。
 この男性は1年前訪問した時に会った人で、久々に再会し色々話すことが出来た。
 この男性には岩手県に住む障がい当事者としてぜひ参加してほしいと強くお願いした。

7月1日(日)
 1日フリーの日。障がい者が地域にいるって事をアピールする為に街を歩いた。
 宮古にあるショッピングセンターに行って買い物などをした。僕みたいな重度な障がい者が買い物をしているとすごく周りからみられるが、地域にも障がい者がいることをアピールできたのでよかったと思う。

7月2日(月)
 宮古から盛岡に移動。CIL盛岡に行く。
 昼食後TRY会議。
 永六輔さんに依頼していたみちのくTRYTシャツのデザインが出来たのでその選定をしたり、TRY中に使う備品等の確認、役割の確認をする。
 県内県外の参加者・ボランティアの参加状況の確認。

まとめ
 今回2度目の被災地ということで、1年前とどう変わっているか気になる所でもありました。沿岸部の瓦礫はほとんどありませんでしたが、震災の傷跡はまだまだ色濃く残っています。
 そんな中での活動を通して思ったことは、被災地は全くといっていいほど障がい者にとっては住みやすい環境とはいえない状況にあります。店舗はまだまだ段差があって入ることができなかったり、沿岸南部に行く鉄道が震災後復旧されておらず廃止の方向であったりと、外に出たくても出られる環境であるとはとてもいえない状況にあります。そもそも障がい者が地域で生活していることを知っている人は少ないのではないでしょうか?
 今回のみちのくTRYを通して障がい者が地域にいるということを伝えるだけでなく、誰もが住みやすい社会を目指して当事者やそれに関わっている人たちが実際に声を上げていくことが大切です。待っているだけでは何も変わりません。
 みちのくTRYは岩手県の障がい者運動の第一歩になることを期待しています。人員の問題、参加者やボランティア集めの問題などまだまだ問題はありますが、沢山の当事者が参加することで大きな波を起こすようなそんなイベントになればと願っています。そしてその後、被災地センターが更に被災されている方や地域にとって重要な拠点になればと思います。

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