認定NPO法人 ゆめ風基金〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106/TEL:06-6324-7702・06-6324-7703
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阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけています。

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2011.08.11 Thu 自分とこのやり方を押し付けないこと

被災地障害者センターみやぎ ボランティア報告

期間:2011年7月12日(火)~19日(火)

仙台に到着すると、いたるところに「がんばろう宮城」の文字、文字、文字が見えます。
オリエンテーションでは、ボランティアの心得を聞きました。要は、「自分とこのやり方を押し付けないこと」。私たちが「フレンドリー」と感じることでも、所変われば土足で上がり込む図々しさに変わることもあります。時にそれはボランティア同士にも軋轢を産み、現地スタッフは要らぬなだめ作業に心を砕かなくてはならない。本末大転倒!!「まずは自分の地元での考え方や常識をとっぱらっちゃって下さい」と一発目に言われます。でも、思いを強く持ってきた人ほど、言葉では理解できても色々口出ししたくなっちゃうこともあるとか。

参加期間当時は、宮城県各地の個人&団体状況の集約活動に徹していました。具体的な支援を自らするというより、その支援を提供できているところはないか探したり、あればそこにつないだりする、「黒子的つなぎ支援」が中心。

仮設をまわるなかで、「障害者≒車イスの高齢者」という認識が大半、という印象を受けました。「うちに障害者いたけれど、仮設に来る前に施設に入ったから、特に相談することはない」というお宅もありました。まさにそのことこそ相談することでは?と思っても、その場では言えません。
いくつかまわった仮設の中で、「車いす使用の世帯がスロープなし住宅で、一見健常者に見える世帯がスロープ付き住宅に入居している。こんなミスマッチはもったいないのだが、どうして起こってしまうのか?」と話しておられる自治会長さんもおられました。
やはり「郷に入っては郷に従え」で、私たちは大きな流れのほんの一点。現場をかき乱してまで変えたいものがあるのなら、そこに腰を据えて続けるのが筋です。現地の復興は、あくまで現地のやり方で。ボランティアはその手足。震災直後の明日をも知れぬ状況と今は違います。訪問の仕方ひとつ、報告書の書き方ひとつとっても、それを忘れてはいけないと痛感します。それを踏まえた上での方法論の意見は、スタッフにそっと伝えれば良いのであって、いきなり現場にぶつけて良いものではないのです。

滞在中、新聞に宮城県の復興計画(案?)が見開きで載っていました。詳しく読み込む時間はなかったのですが、八幡さん解説によると、障害福祉については「やっぱ施設は要るし建てましょうか」的流れに向いているとのこと。ぜひとも「そうじゃない!」というパブコメなりを出していかねばならないと、ミーティングでも話し合いました。先に述べたような、仮設に入ることもなく施設へ行った当事者の仲間に会うなど、当事者主体の動きがとれる環境が整うのはまだ先のことかもしれませんが、アクションを作り出していく必要があると感じます。

宿舎では色んな方と話す機会が持てました。1~2ヶ月という長期で滞在されてる方々もおられ、しかも九州やらマレーシアやら、えらく遠隔地からお越しです。長くいらっしゃる分、色々と見えておられる事も多く、話していてとても刺激を受けます。震災支援から原発、諸外国の見た日本まで、ゆっくり真面目な話ができました。震災がなければ一生出会うこともなかった人たちと、寝巻き姿で深く語り合うなんて、考えてみれば不思議なことです。

私たちがすべきは「復旧」でなく「復興」。元に戻すのではなく、問題を改め、新たに立ち上げるべきものは立ち上げる。障害者支援も前進させて然り、絶対に後退なんぞさせてはならない、その気運は東北だけでなく全国からも上げていく必要がある。被災地の当事者が発信する、最も重要なテーマと言えるでしょう。

あれから一ヶ月近く経つ今では、また現地の状況はがらりと変わっているでしょう。ほぼ変わっていないこともあるかもしれません。大阪の自宅で8月6日の8時15分を迎えましたが、あれから未だに苦しみ続けている人だって、まだまだいます。
 忘れないこと 伝えること それを続けること。
 私はどこまでできるんだろう。そう思い続けたこの5ヶ月です。

ねぶた

(おまけ)
 ボランティア6名ほどで連れ立って、六魂祭へ行きました。かなりの人数がメイン会場に集まっていて、改めて「元気を取り戻したい」という思いの強さを感じます。手動や電動の車いすで歩く(高齢でない)人を何人か見かけた時は、「ようやく事務所以外で当事者に会った!」と思いました。

                                              S.Y


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