認定NPO法人 ゆめ風基金〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106/TEL:06-6324-7702・06-6324-7703
FAX:06-6321-5662/E-Mail yumekaze@nifty.com

阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけています。

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2011.09.01 Thu 被災地障がい者センターいわてより

被災地障がい者センターいわてより

6月末まで「センターいわて」で活動をしていた山口真登香です。
8月11日(木)に岩手県山田町へ行ってきました。
追悼と復興の花火大会「LIGHT UP NIPPON」(ライト・アップ・ニッポン)は 19時スタート。
10日の午前中に名古屋を出発。東名→首都高→東北道で宮城、岩手入りし、「被災地障がい者センターいわて」の遠野宮守拠点に寄って6月に植えたゴーヤと朝顔の成長確認と、水やりをしてから釜石経由で山田町へ。
いろんな人に会いに行きたかったのですが、花火の打ち上げまでに時間がなかったので、寄れたのは釜石で知り合った二つの家族。

被災前まで床屋さんだったOさん一家は、床屋協会(?)から中古の床屋椅子をいただいたそうで、仮設自宅の前で小さく営業されていました。
「お客はあんまりないけどね、何もしないよりはいいでしょ(笑)。なじみの客がうちを探して来てくれるんだよ。」と、お父さんと話している間にも予約の電話が鳴り、お母さんから「お父さん!〇〇さん、来てくれるって!」の声に、とても嬉しそうでした。
津波でOさん(先天性小児麻痺)の車いすは流されてしまった為、5月に車いすの再支給申請をしていました。
しかし、車いすの判定員が足りていない状況で、新しく車いすを作るにはまだ当分かかると言われたそうで、名古屋のAJUに相談してOさんが使えそうな車いすを探してもらって届け、自分の車いすができるまでの間使ってもらっています。
届けた車いすは既製品の為、体にピッタリ合ってはいませんが、クッションを背中や体のまわりに当てたりして使ってくれていました。
Oさんもご家族も工夫しながら、仮設住宅での生活を続けています。
6月に着工を始めていた仮設住宅の外断熱の工事も終わり、この日の敷地内はひっそりとした雰囲気でした。
釜石市や陸前高田市などでは、新たに玄関に網戸を設置、部屋の窓を二重サッシにし、壁の外側から断熱材を張り付ける追加工事が完了しているそうです。

その足で被災以前に自宅で鍼灸院を開業していたNさんがいる仮設住宅へ。
花火が上がる時刻に近づいてきたので、車が込み始めていました。
浴衣姿の人もちらほら見え町は少し賑やかでした。
釜石市の青葉通りでは「釜石復興祈願祭」を行っていて人が集まっていました。
キャンドルナイトの蝋燭のあかりが、きれいに灯っていました。

Nさん兄妹(兄、全盲・妹、弱視)のいる仮設住宅に到着。
玄関扉に張られた「N鍼灸治療院」の張り紙に嬉しくなりました。
こちらも仮設住宅で営業を始めていました。
一室に簡易ベッドを置き、治療をされています。
Nさんの自宅1階にあった治療院は津波被害に遭い、何もかもなくなってしまいました。
私たちが出会った当初から、「また一から治療院を始めたい。」と言われていたので、仮設住宅での力強い第一歩だと、深く感じました。

花火の渋滞に巻き込まれながら山田町へ。
山田町にはSさん一家(父、認知症・兄、左目義眼・妹、リウマチ)が、住んでいて、この日の花火大会を見に来ると約束をしていました。
Sさんちの前には「被災地障がい者センターいわて」のメンバーと、現在関わりのある障害当事者とその家族が20人ほど集まっていました。
前日はみんなを盛岡にある「被災地障がい者センターいわて」に招いてBBQをしたそうです。
妹のRさんはちょうど誕生日で、パーティをしてとても楽しかったと教えてくれました。
花火大会が終わったあと、Sさんの家の前でも花火をし、みんなでよく笑いました。
特にメインストリームの畑さんがなんか面白かったです。
みんなが帰る時間になり片づけをしていると、Rさんが私たちに向かって声をかけました。「私、津波があって辛くて一度は死のうと思ったけど、みんなに会えてよかった。ほんとに。ほんとにありがとう・・」と、言う声が震えているのがわかりました。
寝食を共にしたセンターのメンバーとも久しぶりに会うことができ、とてもよい時間を過ごしました。

被災した沿岸各地で上がった花火。
いろんな場所で、みんなそれぞれの想いで空を見上げたことだと思います。
多くの命が犠牲となってしまった今年の3月11日。
私は宮城県と岩手県に滞在中、たくさんの人と出会いました。
あの地震がなければ、きっと出会うことのなかった人々。
お互いに、生きていなければ出会えなかった人達。
この出会いをずっと大切にしようという想いで花火を見上げていました。

最後に畑さんが突然歌いだしてくれたのは、「上を向いて歩こう」。
上手じゃなかったけど、とても心に響きました。
ほんとに涙がこぼれないように、上を向いて夜空を見ていました。

「LIGHT UP NIPPON」開催地区
宮古市田老地区 / 岩手県
山田町 / 岩手県
大槌町 / 岩手県
釡石市 / 岩手県
大船渡市三陸町 / 岩手県
気仙沼市 / 宮城県
多賀城市 / 宮城県
南相馬市 / 福島県
会津美里町 / 福島県
いわき市 / 福島県

■関連情報
・LIGHT UP NIPPONのWebサイト http://lightupnippon.jp/

AJU自立の家
やまぐちまどか
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