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阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけています。

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2012.07.14 Sat 2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第五組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第五組
(7月2日~7月9日)
内村恵美
河野彩佳

2012年度 障害当事者派遣プロジェクト&TRY

 私たちは7月2日~9日に被災地障害者センターみやこに行ってきた。今回は、大きく分けて3つのことに重点をおいて活動を行なった。

①みちのくTRYの準備
 TRYの準備ではまず、週に2回盛岡とみやこで行われる会議に参加した。会議では、Tシャツについて、参加者やボランティアの募集方法や応募状況、コースについてなどの話し合いが行なわれていた。その中で、TRY本番が近づいてくる中での忙しさなどから、中心となって動いているスタッフ同士の連携がなかなかとれないでいる状況があった。そのため、それぞれの役割の確認や、皆が目で見て進捗状況がわかるようなものを作る、やらなければいけないことやその期限がわかるように書きだすなど、皆で状況を把握して進めていけるような工夫が大事であるということを伝えた。
 盛岡での会議の後には、盛岡駅前の商店街での募金活動にも参加した。
 次に、一緒に歩く当事者やボランティアを集めるために、盛岡市内や宮古、TRYのコースになっている地域の施設、作業所、学校、大学をまわって、TRYについての話をした。どこも、TRYの活動については興味関心を持ってくれて、メンバーや生徒、学生やつながりのあるところに広報するなどできることは協力したいと言ってくれた。
 また、復興屋台村や食堂などに行ってTRYの活動を知ってもらうとともに、チラシをおいてもらう、TRY本番の時に場所を提供してもらうなど協力してもらえるように交渉も行なった。大船渡の復興屋台村で入ったお店では、たまたまその場にいたネットで配信される三陸経済新聞の記者と出会いTRYの記事を書いてもらえることになった。 そのお店には入り口に高い段差があったのでスロープを付けてもらえるように交渉もした。
 そして、それぞれの場所への行き帰りの道中にコースの下見をした。
 さらに各場所を訪問する中で、掲示できる写真付きのポスターがあるとわかりやすいというアドバイスをもらったり、短時間でTRYの説明をする中で少しでもイメージを持ってもらえるように、簡単な文章と写真の入ったボードがあったほうがいいかもしれないということで、それらを空いた時間で作成した。
 最終日には、TRYに全日程参加したいけれど様々な不安から迷っているという岩手県在住の当事者がいたので、内村が直接会って話をした。

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②Oさんとの外出
 昨年の当事者派遣プロジェクトで岩手に行った時に出会ったOさんと一緒に宮古市のショッピングモールなどで買い物をした。その日は、センターの車でスタッフと共にOさん宅まで迎えに行った。
 Oさんは、車の中で最近の自分のこと、今日の外出でしたいことや買いたいものなどたくさん話をしてくれた。普段自分で買い物に出ることはあまりなく、自分で服を買いに行くのは昨年私たちと一緒に外出して以来だと話していたし、ハンバーガーは、昨年に一緒に食べて以来食べてないと言っていた。1年経ってもなかなか変わらない現状をあらためて感じた。
 今回の外出でもOさんがやりたいこと、見たいものの順番に回っていき、初めてリュックの鞄を買い、Oさん自身もすごく嬉しそうだった。一方で、見たいものはたくさんあるけれど買い物に行く機会があまりないため、3時間くらいの外出だったけれど、見たものを買うかどうか考えたりすることにすごく疲れたようで、最後の方はこちらからの問いかけにすべてうなずいたりという様子だった。
 なので、センターのスタッフにOさんの様子をみながら予定のものが全部買えていなくても休憩がてらゆっくりするか、買い物を続けるかなどの声かけをしてみてはどうかということを伝えた。

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③宮古市内の散策とセンターに訪れる人との交流
 今回は外に出ていくことが多かったが、センターにいる時にはセンターに来る地域の人と交流をしたり、宮古市内の商店街を散策して、障害者が地域にいるということをアピールした。
 センターには、近所に住んでいる高齢者や中学生、近所の作業所に通っている人たちが訪れていた。センターの活動を知ってもらったり、そこから地域とのつながりを作っていくために、訪れる人に積極的に声をかけるようにした。
 土曜日の夜、センターに泊まりにきた岩手県在住のSさんと一緒に日曜日にセンターの近所の商店街を散策した。途中に寄ったお店で、Sさんは自分が震災にあって避難所に行った時に、誰も手伝えないから障害者は自分の家へ帰れと言われた話や、そんな自分が住んでいる地域をTRYの活動を通して変えていきたいという話を店員さんにしていた。店員さんは、「障害者の人は専用の避難所があって、そこで避難生活を送れているものだと思っていたから、そんなことがあったなんて知らなかった。TRYには参加できないけど、そういう活動があるということを知れるだけでもすごく良かった。」と涙ながらに話していた。
 このように、障害者を街で見かけることのない地域では、障害者がどんな暮らしをしているか、災害などの緊急時にどんな対応をされているかなど、考えることも興味を持つこともないだろう。そのような人たちの意識を少しでも変えていくために、様々な場所で多くの人にTRYのことを知ってもらえるように伝えていくことが必要だと思った。

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まとめ
 震災から1年経った今でも、沿岸部の復興はまだまだ進んでおらず、岩手に住む障害者の現状も変わっていなかった。また津波の被害が大きかった地域では、お店など建てなおすときには1階を駐車場にして店舗は2階にしようという話もあるそうだ。店舗を2階につくる時にエレベーターをつけるということは考えられているだろうか。
 そんな現状の中でみちのくTRYの活動を通して、街に障害者がいることのアピールや、障害者が地域で当たり前に生活できてみんなが住みやすい地域になるように、という声をあげていくことは本当に重要だ。そうすることで、今まで地域で自分らしく生活するということを考えられる環境になかった当事者や、障害者が地域にいるということさえ考えたこともなかった人たちに少しでも影響を与えられるかもしれない。
 このTRYがそんなイベントになって、岩手県の現状を変えていく一歩となるように応援していきたい。

 最後に、私たちが行ってる間、ゆめ風基金の八幡さんが毎日夕食作ってくれた。
 活動から帰ってきて、手作りのご飯を食べれるのは、みんなホントに心が癒された。
 八幡さんも忙しいのに毎晩夕食を作ってくれて、本当にありがとうございました。

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